Diary

闇を、とわたしは思いました。
よく見るために、
もっと闇を!
どこまでも闇を!もっと闇を!






2014年11月の日記



 
 
2014.11.21 Fri    発見と出会いの時間

S(ymphonic F)eeling。初日あけました!今日はランスルーをいれると4回の上演。そしてあと3日間9回が待ち受けています。正直45分の作品とはいえ、こんなに1日の回数が多い上演は始めての経験です。自分で決めたんですけどね(笑)。確かに大変。確かにしんどいけれど、今はその度に新しい発見があり、上演することが楽しくて仕方がありません。12回を終えた時にどんな光景が見えるのでしょうか。わくわくします。そしてこのわくわくをお客様と共有したいな、と思います。




 
 
2014.11.18 Tue    行為と空間、交響する

S(ymphonic F)eeling。今日は始めて通し稽古をしました。シーンでなはく流れの中に身を置くことで、わかって来ることがたくさんあります。まだだんどりでオタオタしていますが、ここからが勝負です。行為、空間。そして3人の響き合い。底力を!

リハーサルにはお茶やお菓子が欠かせません。みっちりとリハが進行するので、そうした「癒し」が必要です。しかし、今回もっとほっとさせてくれるのは、リハ終了後の深夜の晩ご飯。ハセガワさんがいろいろ準備してリハが終わるのを待っていてくれています。なんて幸せな!なんて贅沢な!今日は白菜と豚バラ肉の鍋でした。ダンサーみんな、カラダも心もほくほくです。ハセガワさん自分もお仕事忙しいのに…。応援してくれて有難うございます。これで明日も頑張れます。



 
 
2014.11.15 Sat    3本の矢

S(ymphonic F)eeling。連日11時過ぎまでリハーサルです。短期集中なのであーでもない、こーでもないと試して話して、試して話してをしているとあっと言う間に時間が経ってしまいます。遅くまでみんなには申し訳ない。しかしながらつくづく自宅スタジオの強みを、こうした時に感じます。
短い期間ながらとにかく話してます。ここから何を持って帰ってほしいのか。何を目指すのか。妥協でもなく歩み寄りでもなく、それぞれ違うことの認識とそれがさらに3人寄ることで三乗になるにはどうしたら良いのか。ダンスとは何か、行為とは何か、上演てなにか…。でもこうしたことが話せて良かった。全員でのクリエーションは上手くいくんだろうかととても危惧していました。もちろん難しいけれど、今は楽しさの方が大きいです。さあ、いよいよスパートです。



 
 
2014.11.12 Wed    Climb Every Mountain

「高い山こそのぼれ」か。まさしく高い山と向き合っています。ここが正念場。踏ん張りどころです。胃が痛い…(笑)クマも痛い…(爆)。



 
 
2014.11.7 Fri    空間の魔術

S(ymphonic F)eeling。いよいよインスタレーションの施工が始まりました。今回は大掛かりなインスタレーションになるので、内装関係をやっている業者さんに施工してもらい、そのあと岩塚一恵嬢が作業に入ります。
図面では見ていましたが、実際に立体になってみると印象は違います。かなりチャレンジングな空間です。これを活かすも殺すもダンサー3人の力量次第。試されますね。いつもはクリエーションにかなりの時間を費やしますが、今回は集中クリエーション。これも挑戦です。ここからは胃が痛くなる様な日々が続きます。
好き好んでこんな道を選択する。つくづくモノを創る人間はマゾヒスティックだな、と思わず苦笑です。



 
 
2014.11.4 Tue    椅子と四角い空間

ピーター・ブルックの「驚愕の谷」を観てきました。当日パンフレットにブルックの言葉がありました。「私たちが劇場に行くのは、驚き、そしてさらに魅了されたいからである。私たちは、自分に密接にかかわりあると感じることにしか、関心をもたない。だからこそ、二つの相反する要素がかみ合うことが重要なのだ。それは『身近なのもの』と『非日常なもの』」
『身近なのもの』と『非日常なもの』。クリエーション真ただ中にある私にはがつーんと浸みました。
作品はというと、大人の味わいの上演でした。ラストシーンの「間」が何とも言えず胸に沁みました。あ〜、こういうことか。余韻というものは。見事だなあ。どうしたらこんなモノが創れるんだ。器が違うと言われてしまいますが、嫉妬してしまいます。



 
 
2014.11.3 Mon    無音の必然

南弓子さんのダンス企画、無音ソロダンス10分×11人の「ONDOSA#3〜黙って話して」終了しました。普段、楽曲で踊ることはあまりなく、作品を創る時も音楽なしで創ってあとからはめることが多いので、「無音で」と言われた時もあまり違和感はなかったのですが、いざ始めてみると…難しい。
まず、ダンス作品における音は何なのかを考えてみました。「情景」や「心情」を作ってくれるものと私としては定義しました。ならば、音がなくても「情景」や「心情」が浮かび上がってくるには、と考えて構成しました。のつもりでしたが、実際に舞台にかけてみると、まだまだ弱い、というのに気づかされました。
「無音」というお題にはこたえられたと思います。しかしながら「無音」である必然にまではもっていかれなかった。う〜ん!悔しい。この作品もう一度チャレンジしたいですね。こうした機会を作ってくれた南さんに感謝です。そして11人で3日間。総勢21人の出演者をまとめていた彼女の力に脱帽です。すごいな。お疲れさまでした。



 

 

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