Diary

どんな言葉並べても
真実にはならないから
花束を君に贈ろう






2017年3月の日記



 
 
2017.3.28 Tue    復興まで25年

信託銀行からハガキがきました。復興特別所得税に関するお知らせです。平成25年から25年間、日本国民はみな、所得税に加えて×2.1%の税金を支払わなければいけません。
25年間も…。という復興への長い道のりにくらくらしながらも、国が国有地を8億円もディスカウントしたりオリンピックに膨大な予算を使っているのに、こちらは国民に負担させるのか。とちらりと怒りの導火線に火がつきそうになります。国民の義務なのでちゃんと支払いをしますが、この国は一体何をかんがえているんでしょうかね。住みにくい国になってしまいそうですね。




 
 
2017.3.24 Fri    経年劣化

先日の人間ドックの結果が来ました。判定はC。う〜ん。コレステロールが高いのは改善されたのですが、C判定の原因は多分、慢性胃炎とポリーブです。そして老眼で視力が坂を転がり落ちる様に下がっています。この検診結果で何か薬を処方してくれたりするわけではありません。あくまで検査です。経年劣化していくこの肉体とだましだまし、上手くつき合っていきなさいということでしょか。




 
 
2017.3.22 Wed    迷宮

ワークショップで使いたいと思ったCDがどうしても見つかりません。CD棚をひっくり返して探しても発見できません。ここにあるはずなのに…。数年前には良く聴いていて、オーディオの近くにぽいっと置いていたのですが、多分片付けたのだと思います。数日前にしまったものなら記憶をたどれるのですが、今となっては霧の向こうです。きっとこうしたものは関係のない時にぽろっと出てくるのですよね。
「あ〜!!」とイライラしつつも、今回はこの曲を使うべきではないということなのだと諦めて、次の方向を考えます。もっと良いアイディアがでるかもしれませんものね。やれやれ。




 
 
2017.3.19 Sun    銭湯態勢

ときどきハセガワさんと銭湯へ行きます。我が家から一番近くの銭湯は昔ながらのお風呂屋さんですが、おはだつるつるの軟水風呂でジェットバスもあります。大きなお風呂は気持ちがいいです。そしてからだもほぐほぐです。それにお風呂に入ったあと掃除をしなくてもよいですしね〜(笑)。460円。ささやかな、ささやかな庶民の贅沢であります。




 
 
2017.3.18 Sat    凹

最近は連戦連敗です。とほほ。準備にあれだけ時間をかけているのに、と徒労感がやってきます。しかし、何もしなければ傷つかないけれど、何もしなければ動く可能性もつかめません。宝くじは買わなければあたらないですものね。へこむな〜!!と自分にエールを小声でおくってみます。




 
 
2017.3.14 Tue    Last day of Japan

深田晃司監督「さようなら」を観ました。短編の2人(?)芝居演劇版は観ていますが、映画では物語の背景や多くの人物などが盛り込まれた約2時間のボリュームで、その分、沢山のことが詰まった想像の余白がたくさんある映画になっていました。
日本中の原発が爆発して、放射能によって日本は住めない国になってます。その中で死に向っていく人々の静かで切ない物語でした。
孤独な最期を看取るのはアンドロイドでした。彼女は詩を読むだけのアンドロイドという設定がなんとも意味深いです。感情のないアンドロイドは主人によって「空がきれい」とか「美しい」をデータとして学習していきます。ある意味アンドロイドは自分を写す鏡なのかもしれません。人が白骨化して風化するほどの年月がたったころ、アンドロイドは主人が観たがっていた数百年に1度咲く竹の花を観に行きます。竹の花は地の再生の希望なのでしょうか。
とと、ここまでシリアスに書いてきたのですが、感動的なはずのラストシーンのアンドロイドの匍匐前進はツボにハマってしまい思わず笑ってしまいました。映画通を貫けなかった自分にまた苦笑です。(思わず「僕の彼女はサイボーグ」の綾瀬はるかちゃん大地震のシーンを思い出してしまったのは私だけでしょうか…)




 
 
2017.3.11 Sat    記憶

6年が経ちました。まだまだ問題が山積みです。しかし自分自身も少しずつ記憶が過去のことになってきていることに気づきます。忘れてはいけないこと。それをしっかりと胸に刻みたいと思います。




 
 
2017.3.10 Fri    数字

確定申告終了です。この時期はいつもアワアワしています。毎回、自分の収入一覧をみながらこの1年どんな風に過ごしてきたかをつきつけられ、やれやれとため息をついちゃいます。
今年はマイナンバーと身分証明の添付があり、さらに住みづらくなる世の中を思い、こちらもやれやれです。ともあれ、社会人として一仕事終わってほっとしたということで、今日は良しとしておきましょう。




 
 
2017.3.6 Mon    砂時計

最近、年齢ゆえか喪服を着ることが多くなりました。私の持っている喪服は、ひざよりより少し長め丈のゆるやかなフレアワンピースと短めジャケットの組み合わせです。買った当初は「おばさんくさい服だな」と思っていました。しかし、今着るとなにやら顔になじみます。
ああ、服に顔が追いついてしまったと思います。時の砂時計はさらさら、さらさら、流れ続けているのです。




 

 

今の日記に戻る