Diary

その人は、水路のそばに植わった木のようだ。
時が来ると実がなり、
その葉は枯れない。
その人は、何をしても栄える。







2023年6月の日記



 
2023.6.21 Wed    そしてみんないなくなった

認知力が日増しにおとろえる父と一緒に住む母は、その介護で疲労困憊。介護ウツ状態で体調を崩してしまっています。微熱発熱を繰り返し、ついには「起きられない…」と寝込みました。やれやれ。
父要介護1、母要支援2。循環器内科、神経内科、整形外科、眼科、皮膚科、歯医者。病院たくさん。送り迎えと付き添い。食事の世話や入浴介助、グチ聞き係。私もいっぱいいっぱいです。ひーーー。
ケアマネさんに相談して今週末、母をリフレッシュさせるために二人別々の施設にショートステイすることになりました。父を納得させるのが一苦労。今もあまり状況を把握していません。「お寺の旅館に泊まるんだろう」と父。立地が近くにお寺がたくさんあるエリアなのでそう考えてしまったのか。回路が不思議だなあ。今種末からですが、なぜか今日出発と思い込み、パジャマだけを鞄に入れお迎えを待っていました。荷造りもしてあげないとダメねこれは。
明日は入居のための健康診断です。入所時間もまだ決まらず、クリアしないといけないことがいろいろいあります。今は夜3時。ふたりの申し送りを作っていました。
二人のショートステイの間、私は鳥取夏至祭です。疲労困憊。大丈夫か私。いや、ここはがんばらねば〜!!!



 
2023.6.14 Wed    ブラシとフロス

3ケ月に1回の歯医者さんの定期検診でした。「今日はとてもきれいに磨けていますね。今までの中で一番です」と褒められました。うふふ。人間褒められると、さらに頑張ろう、なんて思っちゃいますね。褒めて伸ばす、大切です。



 
2023.6.13 Tue    やれやれトリプル

いつの間にか、母が玄関から戻ってきて上り框に上がれなくなっていました。猿のように手すりにぶら下がってる。これは人間工学的に立てないよね。介護士さんから習った立ち方をいつの間にか忘れていました。「こうやって、こうやるんだよ」と言っても「だって、だって」のだだこね。やれやれ。
止めたのを振り切って、父が銀行にいってしまいました。家から400mの距離だけど、もう父には無理な距離。昨年何度か銀行帰りに転倒して救急車で運ばれました。本人はそのことをすっかり忘れてしまっています。2時間半たっても戻ってこないので捜索に行きました。銀行から100mあたりで発見。とりあえず目の前のバーガーキングで座らせて、ジュースで水分補給をさせて、タクシーをひろって連れ帰りました。ほんの少しの距離も嫌がらずに載せてくれた運転手さん、有難うございます。はあ〜、やれやれ。
母が父の服薬管理をしているのですが、夕食後様子を見に行くと薬の量を間違えて2倍飲ませていたことが発覚しました。はああああ〜。先日から薬が変わりました。前に薬が2錠だったので、そのまま何も考えず2錠飲ませてしまっていました。説明したし、袋にも書いてあるよね。自分も同じ薬を飲んでいるでしょ。「だって〜」とまた母。母も年齢なりにボケているんだな、と実感です。また病院へ行かないとなあ。やれやれ。
介護って忍耐。胃が痛いです。去年の今頃は二人とももう少ししっかりしていました。1年でずいぶん変わってしまうのですね。これからどんどん坂道を転がるんだろうなあ。どうなってしまうのかしら。



 
2023.6.12 Mon    数字

「年齢はただの数字です」そう言えるようになりたいなあ。

■今日のひとこと
魔法の言葉「キャラメルムース」「キャラメルマキアート」じゃないよ。
ふふ。励まされました。



 
2023.6.09 Fri    表面張力後少し

昨日は誕生日でした。しかし…。
母が体調を崩しました。昨晩から息切れと動悸。そして不眠。デイサービスをお休みして寝ていました。母は心房細動があり循環器のクリニックに通っています。念のため、クリニックに電話をして午後に診察予約を取りました。そして次の日に受けるはずだったコロナワクチン接種の延期お願いの電話をしました。とりあえず母を寝かせた後は父の訪問リハビリの立ち会いです。看護師さんがきてくださっているのに、またしても父の「早く死にたい」「生きていても意味がない」「外を歩く気分じゃない」などのネガティブオーラ全開攻撃です。毎回のことながら、これには本当にがっくりきます。
暑かったので、冷や汁のお昼ご飯を作って食べさせた後、車で母をクリニックに連れて行きました。結果は急に悪くなったところはないということで、一安心です。症状の原因はわからないのですが、疲れや、ストレス、気候などの様々な要因が関係しているかもということで、ともあれ、心臓とは薬を使いつつ、うまくバランスをとって暮らしていくこと。と言われました。
車で帰ってきた後は、処方箋を持って薬を取りに行き、そのまま買い物へ。晩御飯は消化の良い、ニラたまメニューです。本当は誕生日なのでミートローフを焼こうと材料を買っていたのですが、作っている時間がなくなってしまいました。そして晩御飯を届けて6時。
はああああ〜。朝からノンストップ。芯から疲れました。体力気力がコト切れました。頭痛がんがんです。誕生日なのに、親の介護でこうも振り回されるのか、そう思うと泣けてきます。
彼らに悪気がないのはもちろんわかっているのですが、認知機能や記憶力、体力がどんどん低下する父。一緒に暮らしていて父に対するストレスで体調を崩す母を見ていると、気が滅入ります。自分の自由な時間は最近はあまり作れません。どこか少し外出するのでも夕方5時に帰れない場合は、前の日に昼夜分の食事の用意をしておかなければいけません。周りの人たちは「無理しないでね」と言ってくれますが、現実問題、誰かが変わってくれるわけではありません。無理したくなくてもしないといけなくなります。介護って過酷だなって思います。私はあとどのくらい頑張れるんだろうか。
落ち込む日は、かなり弱気になってしまいますね。やれやれです。少しだけ、弱音を吐かせてね。



 
2023.6.3 Sat    時代の流れ

若者の街池袋にて。閉店セールで賑わう雑貨屋さんのレジです。10人近くが並んでいました。3つあるうちの1つのみが「現金オンリー」レジでした。店員さんが「現金のみでよろしければどうぞ」と声をかけて「はい!」と答えたのは私を含め3人のみ。
久々に行ったシネコンのフード販売のレジは6つのうち、現金専用は2つのみ。しかも空いています。
う〜ん、世の中がキャッシュレスに移行していることをまざまざと感じさせられました。時代に遅れている私です。キャッシュレスのメリットをあまり感じないんだけどなあ。おばさんゆえかしら。



 

 

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