Diary

神のなさることは、
すべて時にかなって美しい。
神はまた、人の心に永遠を与えられた。
しかし人は、
神が行うみわざの始まりから終わりまでを
見極めることができない。






2023年10月の日記



 
2023.10.31 Tue    ただの数字ではありません

りんご1個198円!、たまご1パック300円!、トマトふたつで429円!
高いなあ。猛暑のせいで野菜が高騰しているとのことですが、野菜に限らず、モノの値段がこっそりこっそりでも確実に上がっているように感じます。今は介護のために仕事を休んでいます。結構ひびきます、はああ。せちがらいなあ。
「きのう何たべた」でのシロさんの1ケ月の食費は25000円!いや〜すごすぎる。無理でしょ。この金額。我が家にもきて指導して欲しいです。



 
2023.10.29 Sun    ぐるぐるの時間

「踊りたいから踊り、奏でたいからかなです」まったくその通りです。でもそれをパフォーマンスとしてお客様に観せるってどういうことなんだろう。と最近は考えてしまいます。介護で私自身、舞台を観に行くことがほとんどできなくなりました。それでも最近やっといくつか上演を観に行くことができましたが、家を数時間空けるための準備はかなり大変です。そうしてようやく作った時間です。その中で観客としての私は何を観たいのか。演じる側としては何を観て欲しいのか。そんな思いがグルグルします。
ただ、そんなことを考えるより「まず動け」ってこともあるな、とは思います。最近は週一のヨガと週一のクラスがやっと、完全にカラダがなまっています。今朝は左足の足裏と外すねがつりました。外すねがつるなんて初めてです。激痛に飛び起きました。まったくなあ。なさけないです…。やれたれ。



 
2023.10.28 Sat    分かれ道

昨日施設に入居している父に届け物を兼ねて会いに行ってきました。入居当時に比べて生気の輪が小さくなっている感じがしていて心配しています。そこで、父の入浴中に、部屋で待っている間、悪いと思いつつ、机の上に置いてある父の日記(10年日記というもので、1ページに同じ日にちが10年分書けるものです。1年前、10年前のこの日は何をしていたがわかる日記です)をパラパラとのぞいてしまいました。
10月は何も書いていませんでした。が9月のページに「食べて寝るだけの生活。なんの変哲も無い。こんな生活は嫌だ」と書かれていました。う〜ん。人と会話をしたり関わることが苦手な父です。施設でも積極的に何かをしようとはしていないのでしょう。当然の結果ではありますが、この一文は胸に応えます。自宅にいる時も、「寝るのが極楽」と言って、食べては寝るの生活ではありましが、それでも家から2、3分のコンビニやパン屋に買い物に行ったり、庭に出て落ち葉をひろったりしていました
父に日々のハリや小確幸を感じてもらうにはどうしたらいいのでしょう。悩みます。



 
2023.10.27 Fri    Cleen up

ひさしぶりにせっせと掃除をしました。照明や棚にクイックルハンディをかけた後。掃除機をかけて雑巾掛け。居間の窓枠と窓ガラスの掃除。キッチンの棚の中の拭き掃除。洗面所とキッチンの配管をパイプフィニッシュで詰まり防止。ふうふう。
こういうことは、心の余裕がないとできないな、って思います。少し余裕が出てきた私です。ふふ。



 
2023.10.23 Mon    つる

母は、今せっせと折り紙で鶴を折っています。折り紙は頭の体操として、脳に刺激を与えることが多いため、認知症対策として効果があるそうです。しかし、意外に鶴って難しい。私も最初はすぐには思い出せずyoutubeで確認しちゃいました。
母の認知症は波があり、調子が良い時は、ピシっとくちばしまでシャープに作れるのですが。調子が悪いと、折り方がわからなくなり。作れません。なぜそこで間違う。というところで間違えて折ります。脳がどんな風に働いているのだろうと、それはそれで興味深いです。ただ、わからないながらも頑張る母。さすがです。しかしあまりコンつめて無理しないでね。それにしてもつるあなどるべからずです。



 
2023.10.22 Sun    医学の進歩

抗うつ剤リフレックス。母のうつ病にはビンゴだったようです。劇的に回復しました。過呼吸もなくなり、つまり深夜の「助けて!」コールもなくなり、毎朝、着替えて起き上がり、調子の良い時は簡単な掃除もできます。食器の片付けも一緒にやってくれるようになりました。2ケ月前のことを思うとウソのようです。
食事も「美味しい」と言って食べてくれます。今までは「義務で食べてる」「食べるのは苦痛」と言って眉間に皺を寄せ嫌々食べていました。作っていて辛かった。「美味しい」何よりの言葉です。
薬は人によって合う合わないがあり、合う薬に出会うのが大変と聞かされていました。母はとてもラッキーでした。 鬱の症状がおさまると、認知症の症状が気になりだしましたが「死にたい。なんで殺してくれないの!!」と言われることを考えると、ちょっとのボケなんてどうでもいい。そんなふうに思えてきます。



 
2023.10.13 Fri    多様性

他者の幸せを自分の尺度で図らない。なるほどな、って思いました。何が幸せなのかは人それぞれです。家族が背負いこんじゃいけないんですね。



 
2023.10.13 Fri    多様性

他者の幸せを自分の尺度で図らない。なるほどな、って思いました。何が幸せなのかは人それぞれです。家族が背負いこんじゃいけないんですね。



 
2023.10.12 Thu    関係性今昔

介護関係の書類で親との続柄を書く場面が増えています。何の疑問もなく「長女」と書いていたのですが、それを見た兄に指摘されました。「今は『子』と書くんだよ」と。ええええ〜。調べてみると、近年、個人情報やプライバシー保護の観点から、長女や長男は廃止されたそうです。知らなかった…。親は父母でなく「親」。たとえばハセガワさんは「娘婿」でなく「子夫」。う〜ん。兄に「おまえ昭和のままだぜ」と笑われました。ううう。勉強になります。
そして、先日病院の文書申込書類で続柄を書く欄があり、いさんで「子」と書きました。が、受付のお姉さんに「(長女)」としっかり書き込まれました。あららら〜。世の中まだ昭和も混在しているのね。いろいろな意味で勉強になります〜。



 
2023.10.8 Sun    デジタル化

毎日曜日礼拝の度に大きな重い聖書を持って行っていたのですが、先日知人から聖書のスマホアプリを教えてもらいました。「聴くドラマ聖書」。2017年版の新改訳聖書の全巻が、オーディオブックになっています。しかも無料!!語っている声優陣もかなり豪華です。創世記1章。大和田伸也が神役で「光あれ」というと、シャラ〜ンと効果音。結構ニヤリとしてしまいますが、なかなか面白いです。文字で読む分には何の問題もありません。あの重たい聖書を常に持ち歩けるというのは魅力です。それにしても世の中はどんどん便利に、デジタル化されていくのですね。便利なものには争いません(笑)



 
2023.10.7 Sat    他人の靴を履く

先昨日、小平から府中の施設に引っ越しした父に届け物を兼ね面会に行ってきました。疲れて眠かったせいかもしれませんが、1ケ月前に面会した時より、明らかに生気の輪が小さくなりボーっとしている感じでした。物事の理解もぼんやり。ほんの21時間前のことも覚えていない。父の居室は3階で食堂は1階です。そのこと話すと「そうだったかなあ」とうろ覚えです。ただ「寝るのが極楽」と」家にいる時から言っていた父にとっては、適度に放っておいてくれ、且つ身の回りの世話はしっかりやってくれる施設は(本人も言っていましたが)快適なのかもしれません。ぼーっとしながら施設で暮らす父。
一方、悪戦苦闘しながら、日々己と闘いながら自宅で暮らす母。この対極の二人をみていると不思議な気分になります。私自身の幸せの概念で考えるのは無駄だなって感じます。人の幸せって何なのでしょうね。



 
2023.10.5 Thu    効果効能

杏林大学医学部附属病院で、母は「リフレックス」という抗うつ剤を処方してもらいました。最初の数日はものすごく眠くて、夜まで起き上がれませんでした。眠気が段落したら、今度はある時間になると。ものすごく空腹感を感じます。これは私では計り知れませんが、胃がえぐられる様な、ヒリヒリと火がつく様な空腹感だそうです。これらはよくある副作用だそうです。
しかしながら、薬を飲み出して1週間。明らかに変化が出てきました。シャッターを開ける。化粧をする。15分番組朝ドラ「ブギウギ」なら観られる。本を手に取る。など、意欲がみえてきました。薬ってすごいです。不思議です。ホルモンバランスて大切なのね。




 
2023.10.2 Mon    モーニングコール

認知症に加えて、うつ病治療中の母です。毎晩深夜、我が家と直通のインターホンで「助けて。ハアハア」と呼び出されます。時間はまちまちです。2時半、3時、4時、5時。行くとハアハアしながら「苦しい。もう死にます。さようなら」おいおい。血圧も正常。血中酸素もとれています。まだ死ねないよ。しかし、これがうつ病のなせる技なのですね。本人はとても辛くて、本当に死ぬと感じるんだろうなあ。私が呼び出されて行っても何か特別なことができるわけではなく、「大丈夫。大丈夫。深呼吸しようね〜」と言いながら横隔膜をサポートして呼吸をさせるくらいです。
病気なので致し方ないけれど、それにしても毎日はキツイ…。眠いデス。



 

 

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